警察官に免許提示を求められて焦る女性

一時不停止で免許証を提示しなかった教諭が逮捕!免許証〝見せる義務〟あるの?

事件の概要

2023年6月22日、新潟県南魚沼市の道路上において一時不停止違反をした男性教諭が車内に閉じこもったうえ、警察官に免許証を提示せず、現行犯逮捕される事案が発生しました。

この事案に対するネットの反応は…

SNS上では、「逮捕までする必要あった?」「見せしめなのか」など逮捕に疑問を持つ声がある一方、「免許証の提示は義務でしょ」と理解を示す声も。

また「人にものを教える立場なんだからルールを守って」という声も聞かれました。

免許証を警察官に見せる義務はあるのか?

道路交通法第95条第2項には「免許証の提示義務」について以下のように規定しています。

(免許証の携帯及び提示義務)
第九十五条 免許を受けた者は、自動車等を運転するときは、当該自動車等に係る免許証を携帯していなければならない。
2 免許を受けた者は、自動車等を運転している場合において、警察官から第六十七条第一項又は第二項の規定による免許証の提示を求められたときは、これを提示しなければならない。
道路交通法 | e-Gov法令検索
第2項の内容をざっくり言うと、
●運転者が無免許運転や酒酔い・酒気帯び運転などをしていると認めるとき
●運転者が事故や交通違反をした際に、引き続き運転させるかどうかを確認するために必要があると認めるとき
に警察官が免許証の提示を求めることができるというものです。この事例では男性教諭が交通違反をしているので、提示義務があるといえるでしょう。

警察官に免許証を見せないとどうなる?

では、事故や交通事故などの際に警察官から免許証の提示を求められたにもかかわらず見せなかった場合はどうなるのでしょうか。

この事例のように、車内に閉じこもって応じない場合には道路交通法第95条第2項を根拠とした「免許証提示義務違反」の罪に問われ、逮捕されることも十分に考えられます。

法定刑は「5万円以下の罰金」と定められています。

第百二十条 次の各号のいずれかに該当する者は、五万円以下の罰金に処する。

十 第七十一条(運転者の遵守事項)第一号、第四号から第五号まで、第五号の三、第五号の四若しくは第六号、第七十一条の二(自動車等の運転者の遵守事項)、第七十三条(妨害の禁止)(第七十五条の二十三(特定自動運行において交通事故があつた場合の措置)第六項において読み替えて準用する場合を含む。)、第七十六条(禁止行為)第四項又は第九十五条(免許証の携帯及び提示義務)第二項(第百七条の三(国際運転免許証等の携帯及び提示義務)後段において準用する場合を含む。)の規定に違反した者

道路交通法 | e-Gov法令検索

ちなみに免許証の提示とは、警察官が免許証の記載事項を十分に確認できる程度の見せ方でなければいけないため、チラッと見せるだけでは不十分です。

まとめ

新潟県警はこの件について「免許証を提示していれば通常は逮捕するケースではない」と話しています。
交通違反を起こしたとき、自分の違反を認めたくなかったり、警察官の態度が気に入らないと思ったりすることがあるかもしれません。
しかし免許証の提示は道路交通法で決められた義務であり、かたくなに提示しないと逮捕される可能性も十分にあるため、落ち着いて対応することが大切といえるでしょう。

Comments

“一時不停止で免許証を提示しなかった教諭が逮捕!免許証〝見せる義務〟あるの?” への1件のコメント

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